
日本のフリーきっぷとおんなじ感覚でとらえて頂ければと思います。
しかし初めて使う方や、日本とは違って国での制限とかもあるので、解説していきます。予約ページを見ながらだと、わかりやすいと思いますよ。
ユーレイルパスの3つのメリット
ぼくが思うにユーレイルパスのメリットって結構あると思うんですよね。いや、現地で買った方が安いとかそういう意見もあると思うんですけど。羅列すると、- いちいちきっぷを買わなくていい
- 寝台列車が使える
ぼくも何回か乗りましたが女性の日本人トラベラーにも寝台列車で会いましたよ。
- スケジュールが変わっても大丈夫
もちろん、自身のスケジュールが変わっても融通が利くので便利です。時間を無駄にすることはありません。楽しむ時間をできる限り増やしたいですもんね。
逆に欠点という限りでは、ぼくはデメリットも感じませんでしたが、ツアーではないので、この時間にここに行くとか、ホテルはここで指定されているとかそういう感じではないです。
逆に言えば、電車の時間などは自分で調べることが大事になりますね。
ユーレイルパスの種類
ユーレイルパスには基本的に3種類のものがあります。- ユーレイル 1 カ国パス
※ベネルクス3国(オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ)は1国として数えられ、スカンジナビア(フィンランド・ノルウェー・スウェーデン)を1国としてのパスもあります。
- ユーレイル セレクトパス
- ユーレイル グローバルパス

なお、どれも有効期間は設定した日から60日。その中でユーレイルパスを使える日が3日、4日、5日、8日を選んで購入することになります。
また、19時ルールというものがあって、日本ではほぼなくなってしまいましたが寝台特急で移動する場合、19時以降駅出発かつ翌4時以降目的地の列車なら、翌日の日付で記載することが可能です。逆に言えばそれ以外の寝台は2日分とられる可能性があるので、コストをよく考えて使うべきでしょう。
また、ユーレイルパスには鉄道の座席を指定する必要があります。
1st classと2nd classです。厳密には違うんですが、感覚で言うと日本で言うグリーン車が1st class、自由・指定席が2nd classと考えて問題は全くないです。
こちらもパスで指定されてしまいますが、私は2nd classで充分だと思います。だって外人は体が大きいから比較的座席が広いんだもん。
ちなみに、ユーレイルパスは日本でいうJRが乗れるおトクなきっぷと同等のものだと考えてよいです。その町のメトロとかトラムやバスは使えない場合が多いので。
まずは、ヨーロッパの旅行のスケジュールを大まかに考えてみよう!
旅程が決まらなければユーレイルパスを使う必要もないかもしれませんので、まずは大まかに決めてみましょう。たとえば、
1日目 フィンランド ヘルシンキ夜着
2日目 フィンランド ヘルシンキ観光 夜のうちにスウェーデン ストックホルムに移動
3日目 ストックホルム観光
4日目 AMデンマークに移動 コペンハーゲン観光
5日目 コペンハーゲン観光
6日目 AMドイツ移動 ベルリン観光
7日目 AMフランクフルト移動 ちょっとだけフランクフルト観光して夜の便で日本に帰る。
とか。超タイトですけどね(笑)
これだけでもまたぼくも行きたくなってしまいました。
とりあえず具体的なプランではなく、大ざっぱでOKです。ぼくもいつも行き当たりばったりだしw
そしてこのプランで、ユーレイルパスを使うとするならば
- ヘルシンキ→ストックホルム
- ストックホルム→コペンハーゲン
- コペンハーゲン→ベルリン
- ベルリン→フランクフルト
実際、パスを買ってしまえば、時間や値段に縛られずに行動できるので、ひとつひとつ購入するよりはるかに便利だしストレスもないと思いますよ。
旅のプランが決まらないなぁという場合はその国々でのアイデアやガイドなどもレイルヨーロッパには掲載されていますし、TripAdvisor(トリップアドバイザー)

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ユーレイルパスの値段
ぶっちゃけこれはバラバラです。こちらから、前述の旅程を用いて調べていきましょう。当然、広い国は高め、小さい国は安めにできています。それの合計額となります。上述の日程を参考に作るとこんな感じで出てきます。
これはあくまで2等車の大人料金です。どうしても円/ユーロの為替で値段が変更になる場合があります。

12歳以上27歳未満であれば2nd class(2等車)であれば割引が利きます!
ぼくのたてたプランだと7000円近く安いですね。JRもこういうの出してくれればいいのになぁ。だって一番この年代が自分のためにお金を使うじゃないですか。出せば絶対売れるのでJRさんは是非ご一考頂きたい。w
もちろんシニア向けもあります。また、セイバーといって2人以上で同一の行動をする場合に限り使用できるものもあります。ぼくはひとりぶらりって感じですが、2人以上で行かれる方も多いと思いますし、これも通常料金の15%ほど安くなっているので使ってみてください。
ユーレイルパスの購入
ここはぶっちゃけ、現地で買う方が高いです。理由は知りませんが20%ほど高いようです。とにかく、ヨーロッパ圏外に住んでいることを大いに活用して、買って届けば旅前にワクワクしますし、現地よりオトクなんですから。予約した特急券も届くかもしれませんね。またさらにワクワクが増えるでしょう。ただし、パスポートを作り忘れたり持っていくのを忘れないようにしてくださいね(笑)
ユーレイルパスの現地での使い方
ユーレイルパスを使い始める時は、現地のみどりの窓口みたいなところがありますから、その窓口で、「Validation please」といいましょう。スタンプを押してもらえるので、これでやっと使い始めることができます。日本の改札みたいなものはほとんどの駅にありませんから、気づかなければタダで乗れてしまいます。でも高い確率で見つかって、違法で超罰金取られます。
車内で言っても彼らには通用しませんから、言わないと無賃乗車になりますので、注意してください。必ず使う最初の駅で「Validation please」。
ユーレイルパスだけじゃ乗れないもの
残念ながら日本の新幹線のようなものにはユーレイルパスだけじゃ乗れません。フランスのTGV、ドイツのICE、イタリアのEurostarなどが対象です。ぼくもX2000というスウェーデンのストックホルムから乗った時は特急券買いました。確か当時6€くらい。座席指定もばっちりです。快適な旅でした。座席指定ができるもの
寝台列車と高速鉄道は座席指定ができます。上記のユーレイルパスだけじゃ乗れないものありますが、ユーレイルパスで乗れるものもできるんです。国によって違うので是非次項を参照して確認してみてください。また、webでも「Required」とか「Mandatory」って書いてあったら、この列車は全席指定制です。「Recommend」と書いてあったら、予約不要ですが、満席になることもあるので予約した方がいいです。予約した座席に寝ているおっさんとか普通にいますからね…。「This is my seat!!」っていえばどいてくれます。
「Optional」と書いてあれば完全に任意。満席になったりすることはほとんどないので指定するまでもないでしょうが、グループで行動したりして一緒に座りたいときとかは便利ですよね。
「None」って書いてあった場合は予約ができないため、早い者勝ちの席になります(笑)日本の始発駅でよくある、乗る列車がホームについたら鬼のようなメラメラ感が来るあの感じはありませんが、立つこともあるので気を付けましょう。
わからないことが出てきたら…
ユーレイルパスについては、こちらでできる限り詳しく書いてきたつもりです。でも、わからないことも多々出てくるかもしれませんね。そんなときはJRのお問い合わせ窓口みたいなところ。ぜひ活用してください。足りないこととかがあればなおさらこちらに教えて頂けるとぼくも喜びます!
卒業旅行とかバックパックとかでヨーロッパ、行きたいですよね。ぼくも行って本当に楽しくて、いろんなことを学びました。
ヘルシンキ大学で講義を受講させてもらったりなんてこともありました。これは特例にしても、お金や時間を節約することができて、本当に楽しい日々になること間違いなしなので使ってみてください。良い旅を!