
あなたは、自分や親せきのこどもを除いて、人をほめたことはありますか?
ぼくはあります。
たとえば、新卒新人が配属されて、具体的にプロジェクトを動かす営業をして、30万円の受注を頂いてきたとき。
まわりの人はだれひとりほめなかったけど、ぼくはほめました。
このお客様は毎年の予算が50万で、それでなんとか維持管理に務めていました。
ですから、建物のトラブルや、テーブルやイスなどの備品も、毎年50万円でやらなければならない大変きついお客様でした。
そのなかで30万頂くってすごくないですか?ぼくはすごいと思って、「すごいね、おめでとう」とほめました。
日本人はほめる文化がない
ですが、ぼくはほめられた覚えが全然ありません。ほめて伸びるタイプとはいったいどういうことなんでしょう。
リスクしかないからです。
たとえば、このブログを読んで頂いている方はご存知の通り、ぼくはいまうつ病の治療をしています。
会社も長く休みましたし、復職してからも休みがちです。つらいから。
でも、会社では「あいつはダメだ」なんて言われています。
3年前、部を救ってボーナスを全員+5万にのし上げる受注を持ってきたぼくがです。
そのときもほめられはしませんでした。よくやったな。とも言われず。
ぼくはいま、うつ病ですから、もしかしたら血迷って自殺してしまうかもしれないし、他人を殺してしまうかもしれません。
それがいま、日本社会だと、
「3年前、オマエが褒めたアイツが自殺しちまうほど腐ってんじゃねぇか。」
「オマエ、アイツのこと褒めてたよな。人殺しのヤツを。」
なんてなるんですよ。
日本では、結局ほめたらリスクになるというか、自分自身を守れなくなるんですよ。
だからだれもだれに対してもほめない。リスク回避です。
こんなんじゃモチベーションなんてあがりませんよね。
ぼくはここ15年くらいほめられた覚えがありません。
ぼくだって新規事業に携わったりするとか、新しいことに挑戦するなら、小学校1年生となんもかわりません。
でも、小学校1年生は先生が、「100点だね。おめでとう。」って言ってくれます。
でも、新規事業1年生のぼくは、上司に、何も言われません。
こどもだから当たり前だ!大人が何を言っているんだ!
ホントにそうでしょうか?
おとなだって、良いことをやったなと、客観視して思えばほめるべきだと思います。
嬉しいと思えることは率先してやる。Give & Giveの時代ですよ。
さぁ、あなたも1日1回、周りの人で頑張っている人がいたら、ほめましょう。
それが浸透することで、あなたのいるコミュニティの雰囲気が、がらりと変わると思いますよ。
ってただ思っただけ。